幅広いエントリーユーザーをサポートするローカットライディングシューズSCOYCO【MT083】

まだライディングギアを持っていないエントリーライダーへ
言うまでもなく、免許を取得するための教習所や公道では、ヘルメットの着用は義務となっている。しかし、服装については「長袖・長ズボン・グローブ・スニーカーまたはブーツ」といった大まかな規定しかないのが実情だ。
特に普通二輪の教習中は、まだ専用の装備を持っていないケースがほとんど。さらに、教習生は電車やバスなどの公共交通機関で通うことが多いため、本格的なバイク用ウェアやシューズではなく、いわゆる“普段着”で教習に参加することになる。
そうした、ライダーの入口に立ったエントリーユーザーに向けたのが“ローカット”ライディングシューズ、SCOYCO「MT083」である。
教習所の現役教官が開発に監修して誕生したMT083

ライディングギアブランドSCOYCOのラインナップの中でも過去に例のないローカットライディングシューズMT083。その開発過程で監修を行ったのが現役の教習所教官であり、YouTuberでもある「のぶ教官」だ。

教官として17年のキャリアがあるのぶ教官は常日頃から教習生のライディングシューズの着用率の低さに危惧を抱いていた。
ライディングシューズに親しみの無い教習生

確かにライディングシューズの着用は義務では無いが、普通のスニーカーでは教習中の転倒で怪我を負うリスクも高まってしまうし、バイクの操作に不向きなのは言うまでもない。しかし一方で、ハイカットタイプのライディングシューズではバイクの操作に不慣れな教習生の緊張を助長してしまうことにもなりかねないのだ。

こうした背景を踏まえると、教習生にとって本当に必要なのは、ある意味で動きづらさと引き換えになるような「高度なプロテクション性」ではなく、日常履いているのスニーカーの延長にある「動きやすさ」を備えたシューズではないだろうか——。
そうした結論をもとに開発がスタートし、最終的にたどり着いたのがローカットスタイルだったのだ。
教習所の転倒では足首へのダメージを受けた事例はほぼ“ゼロ”
教習所はスピードレンジも低く、エンジンガードを装備する教習車の場合、転倒時に足が挟まれにくい点も、このローカットスタイルを採用した理由のひとつ。
足首の自由度を確保したローカットスタイル「MT083」

こうした経緯で開発に至ったローカットライディングシューズMT083。馴染のあるローカットだからこそ操作に違和感が無く、違和感なくバイク教習に取り組むことができる。

ライディングシューズはジッパーやダイヤル式フィッティングシステムが採用される例が多いが、MT083はオーソドックスなシューレース式。この点も普通のスニーカーから履き替えても違和感が無い。

カラーはブラックとホワイトの2色で、プレーンなデザインはどんな服装にもよく似合う。オフィスカジュアルとのコーディネイトも違和感がなく、通勤ライダーにもおすすめだ。休日しかバイクに乗らないという人も一足持っておけば役立つシーンがあるのではないだろうか。




カラーラインナップはブラックとホワイトの2色で、シューレースはブラックとホワイトそれぞれが付属。


“ローカット”スタイルの中に充実のプロテクターを配置
ローカットとはいえ、機能性や要所のプロテクター配置はこれまでのライディングシューズづくりで培われたノウハウがそのまま投入されている。

つま先にはプロテクターを内蔵すると共に、シフトガードの補強が入る。

シフトの操作性を向上させ、足先をしっかり守ることができる。

かかと部分にも補強が入る。足を保護すると同時に車体をホールドする際にも役立つ。
ペダルの操作性を向上させるソール内臓のスチールシャンク


一般的なスニーカーではペダル操作の際にソールが変形して力が逃げ、それが操作のしづらさにつながることも。

MT083はソールにスチールシャンク補強が入っているため、ステップとの接点歪むこと無くしっかり支点となり、スムーズかつダイレクトな操作感を実現する。
日本人の足型に合わせた“ジャパンフィット”

日本人の足に合わせたジャパンフィットだからこそ、足に馴染みやすく長時間の着用でも疲れにくい。また、良好なフィット感がダイレクトな操作性を生む。
シューズが脱げにくくなる内側の加工

かかと内側の部分にはザラザラの鮫肌のような素材が使われており、かかとのズレを防止。バイクに乗っているときにも脱げにくく、良好なフィット感を維持する。

クッション性を確保したインソール


インソールはクッション性に優れたタイプを使用。バイクに乗るときだけでなく、歩くときのことも考慮に入れた仕様となっている。
教習所から付き合える最初のライディングシューズに!

プロテクト性という観点だけで見ればハイカットタイプに分があるのは間違いない。しかし、まだバイクに乗ったことのない完全ビギナーライダーに向けて、限りなくハードルを下げつつも安全性を確保するというコンセプトはこれまでに無い切り口だ。免許を取る前に最初に手に入れるバイク用アイテムとしてイチオシである。
また、プレーンなデザインはどんな服装とも親和性が高いので、通勤&通学ライダーや近場のチョイ乗りなどの際にもベストマッチするはず。2足目、3足目のライディングシューズとして一足持っておくのもオススメだ!