3万円を切る価格帯ながら、FRPシェル素材を採用 【ASTONE】大人気の『GT-1000F』にFRPモデルがついに登場!

フランスでデザインされるスタイリッシュなヘルメットブランドASTONEは、デザイン性や性能だけでなく、豊富なラインナップも魅力の一つ。その中でも高品質なカーボン素材を使用しつつ、その性能とコストパフォーマンスの高さで昨年一躍話題となった『GT-1000F』から、さらにコスパに優れたFRPモデルが登場することとなった。

 

ASTONE / GT-1000F(FRPモデル)

FRPとは強化プラスチックのことで、特にガラス繊維とポリエステル樹脂の複合素材のことなのだが、安価なABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・シレン樹脂)に比べて優れているポイントはなんと言っても剛性や強度の高さ。繊維と樹脂で形成された帽体は衝撃吸収性も非常に高く、さらに高寿命を実現する耐久性までをも兼ね備えたまさにスーパー素材なのである。

FRPの登場以降、世界中のバイク用ヘルメットをはじめ、スポーツバイクのカウルや車のバンパー、サーフボードにテーマパークの造作物など、数多くの場所や環境で使われており、一昨年ホンダから発売されたHAWK11のロケットカウルの素材として使われたことで話題になったのもまだ記憶に新しい。

また、FRPは素材を貼り込んで形成することでその自由度の高さも特徴となっている反面、金型に樹脂を流し込んで作るような量産は難しく、どうしてもABS樹脂製よりも生産コストがかかってしまう現状があり、必然的にヘルメットの値段も上がってしまうのだ。

しかし、ライダーにとってヘルメットとは万が一の事故や転倒時に大切な頭部を守るアイテムとして欠かせないものだからからこそ、ヘルメットの快適性能や販売価格だけでなく使用されている素材や製造工程なども意識しながら自分にピッタリのモデルを選んでいきたい。

そして、カラーリングだけでなくモデルや素材を選べるだけの豊富なヘルメットをラインナップしているASTONEから、今回登場したのが先述したFRP素材を使用した 『GT-1000F』なのである。

もちろんスタイリッシュかつ空力学に基づいたエアロダイナミクスやインナーバイザーをはじめとした快適装備はそのままに、細部までクオリティの高い作り込みとなっている。

この厳しい夏場にも嬉しいのが、口元、前頭部、後頭部にあるエアベンチレーション機能で、こもりやすい熱やムレも防止。

FRPモデルとして特筆すべき変更点は顎紐がダブルDリングからグローブをつけたままでも脱着しやすいラチェットバックル式としつつ、ヘルメットホルダーなどにかけられるDカンも装備。クローズドコースを走行しないタウンユースのライダーとしてはこれも嬉しいポイント。

立体形状でフィット感がありつつも被り心地の良いインナーは全て取り外すことができ、ヘルメットでもストレスなく眼鏡がかけられるメガネスリットも装備。

さらに帽体側にはインカムなどのスピーカー穴も用意されているので、デバイスのインストール作業も簡単そうだ。

まさにこれからの新しいスタンダードモデル

実際に 『GT-1000F』を着用して走行してみると、カーボンモデルと同様に被り心地も良く、重量としてもFRPモデルだからといって全く気にならず、タウンユースとしては充分に軽量と感じるほど。そしてやはりベンチレーション性の高さはこの夏には手放せないくらい快適で、強い日差しでもワンクリックで展開できるインナーバイザーは、トンネルなどでも同じくワンアクションで収納することができる使い勝手が最高だ。

細部まで作り込まれた快適性能に加えてスタイリッシュなデザインにパーツ各部の質感など、所有感や満足度の高さがしっかりとありつつもFRPを使用することによって安全性の高さとコストパフォーマンスのバランスをさらに突き詰めたヘルメットとなっており、ツーリングから通勤・通学などの街乗りをメインにしたタウンユースにとって、FRPモデルの 『GT-1000F』これからの新しいスタンダードモデルとなることは間違いないだろう。

先行予約割引ページはコチラ

https://online.hatoya.co.jp/products/frp-gt-1000f